刈払機の飛散物防護カバーに関する研究(第2報) 飛散物の飛散方向測定

刈払機の一層の安全性確保を目指して,第 1 報では ISO 11806 : 1997 に準拠した飛散物防護試験の安全鑑定への導入について検討を行い,その結果を受け,刈払機での通常作業時に生ずる飛散を考慮した新しい飛散発生方法の検討を行い,各種刈刃により発生する飛散物の飛散方向を把握することができる装置の開発を行った。本報では,その測定装置を用い,各種刈刃により発生する飛散物の飛散方向測定を行い,各種刈刃による飛散物の飛散方向の傾向が明らかになった。また,平成 21 年度までの安全鑑定基準に準拠した飛散物防護カバーでは防護されていない範囲があることも明らかとなり,安全鑑定基準への反映について知見...

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Published in農業機械学会誌 Vol. 75; no. 3; pp. 203 - 209
Main Authors 小林, 太一, 塚本, 茂善, 高橋, 正光, 森本, 國夫
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 農業食料工学会 01.05.2013
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ISSN0285-2543
1884-6025
DOI10.11357/jsam.75.203

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Summary:刈払機の一層の安全性確保を目指して,第 1 報では ISO 11806 : 1997 に準拠した飛散物防護試験の安全鑑定への導入について検討を行い,その結果を受け,刈払機での通常作業時に生ずる飛散を考慮した新しい飛散発生方法の検討を行い,各種刈刃により発生する飛散物の飛散方向を把握することができる装置の開発を行った。本報では,その測定装置を用い,各種刈刃により発生する飛散物の飛散方向測定を行い,各種刈刃による飛散物の飛散方向の傾向が明らかになった。また,平成 21 年度までの安全鑑定基準に準拠した飛散物防護カバーでは防護されていない範囲があることも明らかとなり,安全鑑定基準への反映について知見を得ることができた。
ISSN:0285-2543
1884-6025
DOI:10.11357/jsam.75.203