高齢者における上肢エルゴメータのエネルギー消費-運動パターンの影響

健常老年男性10名(68~85歳)に両上肢で対称性および相反性パターンを用いて上肢用自転車エルゴメータの駆動(負荷10W)を行わせ, 各パターンでの酸素消費量を測定した. 対称性パターンに比較して相反性パターンのほうが酸素消費量は低値を, 粗効率および真の効率は高値を示した. 対称性パターンでは重心移動が大きくなるため, 体幹などの固定筋の活動が多くたり, エネルギー消費が相反性に比べて大きくなると考えられる....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inリハビリテーション医学 Vol. 24; no. 2; pp. 81 - 83
Main Authors 丸山仁司, 伊東元, 橋詰謙, 齋藤宏, 中村隆一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本リハビリテーション医学会 01.03.1987
Online AccessGet full text
ISSN0034-351X

Cover

More Information
Summary:健常老年男性10名(68~85歳)に両上肢で対称性および相反性パターンを用いて上肢用自転車エルゴメータの駆動(負荷10W)を行わせ, 各パターンでの酸素消費量を測定した. 対称性パターンに比較して相反性パターンのほうが酸素消費量は低値を, 粗効率および真の効率は高値を示した. 対称性パターンでは重心移動が大きくなるため, 体幹などの固定筋の活動が多くたり, エネルギー消費が相反性に比べて大きくなると考えられる.
ISSN:0034-351X