頸髄損傷者に特化した上肢機能評価Capabilities of Upper Extremity Test(CUE-T)の本邦における有用性の検証

要旨:【はじめに】Capabilities of Upper Extremity Test(CUE-T)は頸髄損傷者(CSCI)に特化した上肢機能評価であり,本邦におけるCUE-Tの臨床的有用性を検証した.【対象と方法】研究1:CSCI 19名を対象とし,CUE-Tと既存の評価との相関関係を検証した.研究2:CSCI 4名のCUE-Tと既存の評価の経時的な結果を視覚化して分析した.【結果】研究1:CUE-Tと既存の評価はSpearmanの順位相関係数が0.7以上(p<.01)となった.研究2:CUE-Tは全症例で詳細な変化を検知した.【考察】本邦におけるCUE-Tの良好な妥当性と反応性が示唆さ...

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Published in作業療法 Vol. 41; no. 4; pp. 402 - 409
Main Authors 神保 和正, 高浜 功丞, 吉村 友宏, 安森 太一, 白石 英樹, 菊地 尚久
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本作業療法士協会 15.08.2022
一般社団法人 日本作業療法士協会
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ISSN0289-4920
2434-4419
DOI10.32178/jotr.41.4_402

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Summary:要旨:【はじめに】Capabilities of Upper Extremity Test(CUE-T)は頸髄損傷者(CSCI)に特化した上肢機能評価であり,本邦におけるCUE-Tの臨床的有用性を検証した.【対象と方法】研究1:CSCI 19名を対象とし,CUE-Tと既存の評価との相関関係を検証した.研究2:CSCI 4名のCUE-Tと既存の評価の経時的な結果を視覚化して分析した.【結果】研究1:CUE-Tと既存の評価はSpearmanの順位相関係数が0.7以上(p<.01)となった.研究2:CUE-Tは全症例で詳細な変化を検知した.【考察】本邦におけるCUE-Tの良好な妥当性と反応性が示唆された.
Bibliography:原著論文
ISSN:0289-4920
2434-4419
DOI:10.32178/jotr.41.4_402