20,30歳代成人における主食・主菜・副菜の揃った食事と関連する食習慣

本研究では若年成人における主食・主菜・副菜の揃った食事と関連する食習慣について明らかにすることを目的とし, 平成28年度ひょうご食生活実態調査に参加し, 回答に欠損のない20, 30歳代の男女343名のデータを解析した。主食・主菜・副菜の揃った食事 (1日2回以上) の頻度により, 高頻度群 (週4日以上) と低頻度群 (週3日以下) に分け, 食習慣項目をカイ二乗検定で比較した後, 属性項目で調整した二項ロジスティック回帰分析を行った。その結果, 高頻度群, 低頻度群の人数と割合はそれぞれ227 (66.2%), 116 (33.8%) であった。二項ロジスティック回帰分析の結果, 朝食摂取...

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Published inNihon Eiyō, Shokuryō Gakkai shi Vol. 74; no. 5; pp. 265 - 271
Main Authors 木林, 悦子, 中出, 麻紀子, 諸岡, 歩
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本栄養・食糧学会 2021
日本栄養・食糧学会
Subjects
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ISSN0287-3516
1883-2849
DOI10.4327/jsnfs.74.265

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Summary:本研究では若年成人における主食・主菜・副菜の揃った食事と関連する食習慣について明らかにすることを目的とし, 平成28年度ひょうご食生活実態調査に参加し, 回答に欠損のない20, 30歳代の男女343名のデータを解析した。主食・主菜・副菜の揃った食事 (1日2回以上) の頻度により, 高頻度群 (週4日以上) と低頻度群 (週3日以下) に分け, 食習慣項目をカイ二乗検定で比較した後, 属性項目で調整した二項ロジスティック回帰分析を行った。その結果, 高頻度群, 低頻度群の人数と割合はそれぞれ227 (66.2%), 116 (33.8%) であった。二項ロジスティック回帰分析の結果, 朝食摂取頻度 (週4日以上), 外食頻度 (週3回以下), 米飯の食事摂取頻度 (朝食, 昼食, 夕食) (5日以上) の人は, そうでない人と比較して高頻度群の割合が有意に多かった。以上より, 朝食摂取頻度や米飯の摂取頻度が高いこと, 外食頻度が低いことは主食・主菜・副菜の揃った食事頻度が高いことと関連することが示唆された。
Bibliography:940291
ZZ00014795
ISSN:0287-3516
1883-2849
DOI:10.4327/jsnfs.74.265