トレーニング教室を利用する家庭婦人の体格・体力と栄養摂取状態
トレーニング教室に参加した主として家庭婦人24~48歳15名について, 開始時と4カ月後の体格と体力の測定値による比較, 4カ月後の生活時間, 食事摂取の現状を調査した。 その結果 1) 肥満傾向がみられた24~39歳において4カ月後, 肥満の改善がみられた。 2) 体格については, 24~39歳において, 4カ月後に体重, 胸囲, 腹囲, 腰囲に減少がみられた。 3) 体力については, 4カ月後, テスト項目の成績が優位を示し, 運動による効果があらわれていた。 4) 生活時間調査項目中運動時間については個人差はあるが, 2つの年齢階層共トレーニング参加日は有意に高く運動をしているが, それ...
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Published in | Eiyōgaku zasshi Vol. 37; no. 4; pp. 201 - 208 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
01.07.1979
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ISSN | 0021-5147 1883-7921 |
DOI | 10.5264/eiyogakuzashi.37.201 |
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Summary: | トレーニング教室に参加した主として家庭婦人24~48歳15名について, 開始時と4カ月後の体格と体力の測定値による比較, 4カ月後の生活時間, 食事摂取の現状を調査した。 その結果 1) 肥満傾向がみられた24~39歳において4カ月後, 肥満の改善がみられた。 2) 体格については, 24~39歳において, 4カ月後に体重, 胸囲, 腹囲, 腰囲に減少がみられた。 3) 体力については, 4カ月後, テスト項目の成績が優位を示し, 運動による効果があらわれていた。 4) 生活時間調査項目中運動時間については個人差はあるが, 2つの年齢階層共トレーニング参加日は有意に高く運動をしているが, それ以外の日は運動をしていない。 5) 栄養摂取状況は, トレーニング参加日は摂取エネルギー量が消費エネルギーより低く運動は消費エネルギー量を高める確実な効果となっていた。 肥満傾向者5例についてエネルギーの出納を現体重1kg当たりでみるとトレーニング参加日は消費エネルギーが約2倍と高まっていた。 以上のことから, 家庭婦人の健康づくりの方法として, 積極的にトレーニングを継続することは効果があるといえよう。さらに, 運動と生活法と食物摂取について検討を加えて行きたい。 |
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Bibliography: | 201202 ZZ00014766 |
ISSN: | 0021-5147 1883-7921 |
DOI: | 10.5264/eiyogakuzashi.37.201 |