農業技術体系データベースの効率的な構築手法

本稿では, 農業経営支援システムでの利用を前提とした農業技術体系データベースの効率的な構築手法を具体的に提案する. 本手法は, 作成準備段階, 農業技術体系データ作成段階, データベース登録段階の3つのプロセスによって構成されている. プロセスに従い作成作業を進めることで, 作成担当者の知識や経験の多寡に大きく左右されない比較的均質な農業技術体系データを省力的に作成することができるなど, 農業技術体系データベースを構築するのに有効な手法であることが明らかとなった. さらに, 登録データの充実, 精度向上, 営農計画への活用に向けては, 基礎データの体系的な収集・整理・共有化, 作業能率の標準化...

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Published in農業情報研究 Vol. 15; no. 1; pp. 25 - 47
Main Authors 南石, 晃明, 本田, 茂広, 前山, 薫, 法隆, 大輔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 農業情報学会 2006
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ISSN0916-9482
1881-5219
DOI10.3173/air.15.25

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Summary:本稿では, 農業経営支援システムでの利用を前提とした農業技術体系データベースの効率的な構築手法を具体的に提案する. 本手法は, 作成準備段階, 農業技術体系データ作成段階, データベース登録段階の3つのプロセスによって構成されている. プロセスに従い作成作業を進めることで, 作成担当者の知識や経験の多寡に大きく左右されない比較的均質な農業技術体系データを省力的に作成することができるなど, 農業技術体系データベースを構築するのに有効な手法であることが明らかとなった. さらに, 登録データの充実, 精度向上, 営農計画への活用に向けては, 基礎データの体系的な収集・整理・共有化, 作業能率の標準化, 関連システムの連携強化及び操作性向上, 利用者の知識・能力向上支援が課題であることも明らかになった.
ISSN:0916-9482
1881-5219
DOI:10.3173/air.15.25