キク花弁培養における開花齢,花弁中の異なる部位および暗期処理が不定芽形成に及ぼす影響

中輪キク‘神馬’花弁の開花齢,花弁中の異なる部位および暗期処理がキク花弁培養における不定芽形成に及ぼす影響を検討した.キク花弁培養において多くの不定芽を得るには,10分咲き花弁の花弁中央部を外植体に供試し,キヌレニン処理後に10日間の暗期処理が効果的であると考えられた.組織培養35日後の花弁表皮に形成された不定芽はカルスを経由せずに直接形成されていたため,この不定芽における突然変異の発生率は少ないことが予想された....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inEngeigaku kenkyuu Vol. 23; no. 2; pp. 99 - 108
Main Authors 小関, 右馬, 小川, 涼, 三浦, 真央, 鈴木, 栄, 高橋, 京介, 岸, 杏太朗, 高橋, 和彦, 武藤, 琉真, 長澤, 莉那, 佐藤, 和樹, 大内, 敦斗, 雨宮, 直生, 森山, 肇
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 園芸学会 2024
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1347-2658
1880-3571
DOI10.2503/hrj.23.99

Cover

More Information
Summary:中輪キク‘神馬’花弁の開花齢,花弁中の異なる部位および暗期処理がキク花弁培養における不定芽形成に及ぼす影響を検討した.キク花弁培養において多くの不定芽を得るには,10分咲き花弁の花弁中央部を外植体に供試し,キヌレニン処理後に10日間の暗期処理が効果的であると考えられた.組織培養35日後の花弁表皮に形成された不定芽はカルスを経由せずに直接形成されていたため,この不定芽における突然変異の発生率は少ないことが予想された.
Bibliography:951113
ZZ20004168
ISSN:1347-2658
1880-3571
DOI:10.2503/hrj.23.99