カチオン交換クロマトグラフィーによる核酸関連物質の分析

• Published in: Nippon Shokuhin Kōgyō Gakkaishi Vol. 27; no. 3; pp. 131 - 135
• Main Authors: 藤田, 悦子, 吉井, 順子, 宮本, 真理子, 田代, 豊雄
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 社団法人 日本食品科学工学会 01.03.1980
• ISSN: 0029-0394
• DOI: 10.3136/nskkk1962.27.3_131

(1) 装置に日立034形液体クロマトグラフ,充填剤に日立強カチオン交換樹脂2613, 試料に市販標品の核酸関連物質を用いて,カチオン交換クロマトグラフィーをおこない,段階溶出法にて,第1溶離液の0.05Mリン酸一カリウムーリン酸(pH 2.9)によりGMP, CMP, AMP, Urd, Ura, Thy, Ino, Xanを,第2溶離液の0.4Mリン酸一カリウムーリン酸(pH 3.7)によりHyp,Guoを,第3溶離液の0.4Mリン酸一カリウムー水酸化カリウム(pH 5.4)によりAdo, Cyd, Gua, Ade,Cyoを分別することができた。 (2) キャベツ,白菜,レタスなどの煮沸水による抽出物について,カチオン交換クロマトグラフィーをおこない,これら葉菜類のAde, Gua, Ado, Guo, Cydをそれぞれ定量することができた。