シチズンサイエンスの多様性:日本における課題を考える

シチズンサイエンスとは、研究者などの専門家と市民が協力して行う市民参加型の活動やプロジェクトを意味する。科学的な成果や地域課題を解決するための活動、研究者や市民が主体の活動など、その形態は多様である。近年では、Galaxy ZooやeBirdに代表されるように、デジタルツールを活用し、より多くの市民参加を可能にするオンライン・シチズンサイエンスが始まった。日本でも、生態学系のみならず様々な分野でオンライン・シチズンサイエンスが展開され、成果を出している。本稿では、国内外における事例を紹介しながら、現状の課題を整理し、今後の活用可能性を考える。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inNihon Seitai Gakkai shi Vol. 71; no. 2; pp. 91 - 97
Main Authors 小野, 英理, 一方井, 祐子, 榎戸, 輝揚
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本生態学会 2021
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0021-5007
2424-127X
DOI10.18960/seitai.71.2_91

Cover

More Information
Summary:シチズンサイエンスとは、研究者などの専門家と市民が協力して行う市民参加型の活動やプロジェクトを意味する。科学的な成果や地域課題を解決するための活動、研究者や市民が主体の活動など、その形態は多様である。近年では、Galaxy ZooやeBirdに代表されるように、デジタルツールを活用し、より多くの市民参加を可能にするオンライン・シチズンサイエンスが始まった。日本でも、生態学系のみならず様々な分野でオンライン・シチズンサイエンスが展開され、成果を出している。本稿では、国内外における事例を紹介しながら、現状の課題を整理し、今後の活用可能性を考える。
Bibliography:ZZ00015063
938611
ISSN:0021-5007
2424-127X
DOI:10.18960/seitai.71.2_91