食品関連産業における輸入食料の品質・安全性向上策
本報告課題に接近するために,輸入食料はオーストラリアとアメリカからの輸入牛肉に対象を絞り込む.また,食料属性のうちすべての買い手の「良い」と判断する評価方向が一致している属性を品質とし,安全性は品質に含まれるものと捉える.課題解明のために,まず,牛肉の輸入から肉牛の飼養に至る輸入肉牛フードシステムにおける品質・安全性向上の取り組みを,そのフードシステムを構成する主体間の垂直的関係と各段階間の市場構造を把握しながら明らかにする.そして,輸入牛肉の品質・安全性向上のいくつかの成果とそれらの要因を分析することにより,オーストラリアとアメリカからの輸入牛肉の品質・安全性の水準の選択について考察する....
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| Published in | Nōgyō keizai kenkyu Vol. 86; no. 2; pp. 92 - 102 |
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本農業経済学会
01.09.2014
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0387-3234 2188-1057 |
| DOI | 10.11472/nokei.86.92 |
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| Summary: | 本報告課題に接近するために,輸入食料はオーストラリアとアメリカからの輸入牛肉に対象を絞り込む.また,食料属性のうちすべての買い手の「良い」と判断する評価方向が一致している属性を品質とし,安全性は品質に含まれるものと捉える.課題解明のために,まず,牛肉の輸入から肉牛の飼養に至る輸入肉牛フードシステムにおける品質・安全性向上の取り組みを,そのフードシステムを構成する主体間の垂直的関係と各段階間の市場構造を把握しながら明らかにする.そして,輸入牛肉の品質・安全性向上のいくつかの成果とそれらの要因を分析することにより,オーストラリアとアメリカからの輸入牛肉の品質・安全性の水準の選択について考察する. |
|---|---|
| Bibliography: | ZZ00015633 873566 |
| ISSN: | 0387-3234 2188-1057 |
| DOI: | 10.11472/nokei.86.92 |