フォトダイオードアレイ検出器付HPLCによる牛肉中の残留キチン合成阻害剤及びリニュロンの一斉分析法

牛肉中に残留する4種類のキチン合成阻害剤及びリニュロンの一斉分析法を開発した. 試料より, ヘキサン-アセトン (2:1) にて脂肪を抽出し, この脂肪をヘキサンに溶解した後, MeCN分配とシリカゲルカートリッジにてクリーンアップして測定溶液とした. 測定はフォトダイオードアレイ検出器付高速液体クロマトグラフを使用し, 移動相にはMeCN-水 (5:2) を用いた. 測定波長範囲は200~400nm, 定量は250nm及び260nmにて行った. 牛肉に0.2μg/g添加したときの回収率は82.9~96.7%であり, 検出限界は脂肪中濃度で0.1μg/gであった....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 36; no. 5; pp. 622 - 626_1
Main Authors 笹本, 剛生, 宮崎, 奉之, 小久保, 彌太郎, 橋本, 常生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.10.1995
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.36.622

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Summary:牛肉中に残留する4種類のキチン合成阻害剤及びリニュロンの一斉分析法を開発した. 試料より, ヘキサン-アセトン (2:1) にて脂肪を抽出し, この脂肪をヘキサンに溶解した後, MeCN分配とシリカゲルカートリッジにてクリーンアップして測定溶液とした. 測定はフォトダイオードアレイ検出器付高速液体クロマトグラフを使用し, 移動相にはMeCN-水 (5:2) を用いた. 測定波長範囲は200~400nm, 定量は250nm及び260nmにて行った. 牛肉に0.2μg/g添加したときの回収率は82.9~96.7%であり, 検出限界は脂肪中濃度で0.1μg/gであった.
Bibliography:522145
ZZ00009680
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.36.622