低体重犬の重度肺動脈狭窄症例に経右心室バルーン弁口拡大術を実施した1例

右室–肺動脈推定圧較差が200 mmHgを超える重度肺動脈狭窄の小型犬が来院した。本例は低体重であったため新規の手技である経右心室バルーン弁口拡大術を実施し,術後には推定圧較差が42 mmHgまで低下した。現在も一般状態は良好に推移している。バルーンの選択および手技に関してさらなる改良が必要であるが,透視設備を必要としないため,多くの施設で実施可能な術式の一つになりうるものと考えられた。...

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Published inDōbutsu no junkanki Vol. 49; no. 1; pp. 35 - 38
Main Authors 永野, 克洋, 末松, 弘彰, 末松, 正弘, 山城, 識子, 福島, 隆治
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本獣医循環器学会 2016
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ISSN0910-6537
1883-5260
DOI10.11276/jsvc.49.35

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Summary:右室–肺動脈推定圧較差が200 mmHgを超える重度肺動脈狭窄の小型犬が来院した。本例は低体重であったため新規の手技である経右心室バルーン弁口拡大術を実施し,術後には推定圧較差が42 mmHgまで低下した。現在も一般状態は良好に推移している。バルーンの選択および手技に関してさらなる改良が必要であるが,透視設備を必要としないため,多くの施設で実施可能な術式の一つになりうるものと考えられた。
Bibliography:902685
ZZ00011639
ISSN:0910-6537
1883-5260
DOI:10.11276/jsvc.49.35