HPLCによる飼料中のクロルフルアズロンの定量

HPLCによる飼料中のクロルフルアズロンの定量法を検討した. 飼料中のクロルフルアズロンを含水アセトニトリルで抽出し, 多孔性ケイソウ土カートリッジカラム, フロリジルカラム及びシリカカートリッジカラムにより夾雑成分を除去し, HPLCで測定した. 配合飼料, 乾牧草及び綿実を用いて添加回収試験を実施した結果, 平均回収率は78.7~95.7%で, 繰り返し精度 (RSDr) は14.1%以内であった. 7試験室において綿実及び乾牧草入り配合飼料を用いて共同試験を行った結果, 総平均回収率は87.7%で, 室間再現精度 (RSDR) は3.7%であった. 定量限界は試料中20ppbであった....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 38; no. 2; pp. 92 - 96_1
Main Authors 鈴木, 茂孝, 白井, 裕治, 関口, 若菜
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 01.04.1997
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.38.92

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Summary:HPLCによる飼料中のクロルフルアズロンの定量法を検討した. 飼料中のクロルフルアズロンを含水アセトニトリルで抽出し, 多孔性ケイソウ土カートリッジカラム, フロリジルカラム及びシリカカートリッジカラムにより夾雑成分を除去し, HPLCで測定した. 配合飼料, 乾牧草及び綿実を用いて添加回収試験を実施した結果, 平均回収率は78.7~95.7%で, 繰り返し精度 (RSDr) は14.1%以内であった. 7試験室において綿実及び乾牧草入り配合飼料を用いて共同試験を行った結果, 総平均回収率は87.7%で, 室間再現精度 (RSDR) は3.7%であった. 定量限界は試料中20ppbであった.
Bibliography:551201
ZZ00009680
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.38.92