平板希釈法によるコンポスト化微生物計数を目的とした培養条件の検討

コンポスト化反応に関わる細菌および放線菌の生菌数を把握するために、平板希釈法における培養条件(寒天培地、培養温度、培養時間)を検討した。生菌数計測用試料は乳牛ふんを断熱型リアクタで強制通気を行いながら作成したコンポストを用い、種々の培養条件のもとで生菌数を測定し、それが最大となる条件を探索した。供試した寒天培地は細菌、放線菌とも各4種類で、設定温度は20から70℃まで5℃間隔で行った。その結果、細菌数および放線菌数を測定する場合の最適な培養条件が見いだされ、特に中温性細菌の培養温度については広く受け入れられている温度より高い約43℃が適温であった。...

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Published inNōgyō Kikai Gakkaishi Vol. 63; no. 6; pp. 85 - 89
Main Authors 岩渕, 和則, 宮竹, 史仁
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 01.11.2001
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ISSN0285-2543
DOI10.11357/jsam1937.63.6_85

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Summary:コンポスト化反応に関わる細菌および放線菌の生菌数を把握するために、平板希釈法における培養条件(寒天培地、培養温度、培養時間)を検討した。生菌数計測用試料は乳牛ふんを断熱型リアクタで強制通気を行いながら作成したコンポストを用い、種々の培養条件のもとで生菌数を測定し、それが最大となる条件を探索した。供試した寒天培地は細菌、放線菌とも各4種類で、設定温度は20から70℃まで5℃間隔で行った。その結果、細菌数および放線菌数を測定する場合の最適な培養条件が見いだされ、特に中温性細菌の培養温度については広く受け入れられている温度より高い約43℃が適温であった。
Bibliography:640661
ZZ00015065
ISSN:0285-2543
DOI:10.11357/jsam1937.63.6_85