ケニア国における小規模灌漑事業推進のためのガイドライン

ケニアをはじめとする東・南アフリカ地域では, 小規模灌漑事業を「国家開発計画」の優先課題として取組んでいる。低コストで在来技術と資材を利用した灌漑事業, 小規模農民による事業推進と管理運営を目的としている。主たる理由は, 大規模灌漑事業の政府機関による非効率的な管理運営と管理コスト (政府負担) の増高, 農民の水管理への無関心等による灌漑効率の低下等の反省点と, 積極的には小規模農民の経営の安定化, 農村の経済活性化と地域振興, 農村のしいては国全体の食料・カロリーの安定供給等が上げられる。本報は, 国際協力事業団が行っているケニアにおける小規模灌漑事業の推進のためのガイドラインづくりの経緯...

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Published inNōgyō Doboku Gakkai-Shi Vol. 70; no. 11; pp. 1017 - 1020,a3
Main Authors 荻野, 芳彦, 辻下, 健二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 農業農村工学会 01.11.2002
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ISSN0369-5123
1884-7188
DOI10.11408/jjsidre1965.70.11_1017

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Summary:ケニアをはじめとする東・南アフリカ地域では, 小規模灌漑事業を「国家開発計画」の優先課題として取組んでいる。低コストで在来技術と資材を利用した灌漑事業, 小規模農民による事業推進と管理運営を目的としている。主たる理由は, 大規模灌漑事業の政府機関による非効率的な管理運営と管理コスト (政府負担) の増高, 農民の水管理への無関心等による灌漑効率の低下等の反省点と, 積極的には小規模農民の経営の安定化, 農村の経済活性化と地域振興, 農村のしいては国全体の食料・カロリーの安定供給等が上げられる。本報は, 国際協力事業団が行っているケニアにおける小規模灌漑事業の推進のためのガイドラインづくりの経緯と成果を紹介する。
Bibliography:661039
ZZ00014130
ISSN:0369-5123
1884-7188
DOI:10.11408/jjsidre1965.70.11_1017