未来へ,どう繋げるのか日本酒 階層別課税移出数量の変化から見た日本酒への提言

社会情勢の変化,飲酒人口の減少,消費を将来支える若年層の嗜好の変化などなど酒類全体を取り巻く環境は厳しい状況にあり,酒類間の競争も今後さらに激化することが予想される。特に,日本酒はその上に,若年層の明確な日本酒離れが見られ,他の酒類に比較して一層厳しい立場に置かれている。 そのような中,今回の投稿は一日も早い回復を望む業界に対するいろいろな提言のうちの一つと受け止め,これらを足がかりとして,「今後日本酒を未来にどのように繋いでいくのか」,行政や業界団体に任せっきりにするのではなく,各自で早急かつ真剣に検討する切っ掛けにして,結果として未来に向かっての業界としての大きなうねりとなることを期待した...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inNippon Jōzō Kyōkaishi Vol. 106; no. 1; pp. 2 - 8
Main Author 佐々木, 定
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本醸造協会 2011
Online AccessGet full text
ISSN0914-7314
2186-4012
DOI10.6013/jbrewsocjapan.106.2

Cover

More Information
Summary:社会情勢の変化,飲酒人口の減少,消費を将来支える若年層の嗜好の変化などなど酒類全体を取り巻く環境は厳しい状況にあり,酒類間の競争も今後さらに激化することが予想される。特に,日本酒はその上に,若年層の明確な日本酒離れが見られ,他の酒類に比較して一層厳しい立場に置かれている。 そのような中,今回の投稿は一日も早い回復を望む業界に対するいろいろな提言のうちの一つと受け止め,これらを足がかりとして,「今後日本酒を未来にどのように繋いでいくのか」,行政や業界団体に任せっきりにするのではなく,各自で早急かつ真剣に検討する切っ掛けにして,結果として未来に向かっての業界としての大きなうねりとなることを期待したい。
Bibliography:ZZ00020787
812375
ISSN:0914-7314
2186-4012
DOI:10.6013/jbrewsocjapan.106.2