街路土壌のアルカリ化と重金属汚染 東京都府中市を例として

• Published in: Nōgyō Doboku Gakkai-Shi Vol. 49; no. 9; pp. 761 - 765,a1
• Main Authors: 山根, 一郎, 宮田, 千春, 石田, 裕二, 岡崎, 正規
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 社団法人 農業農村工学会 01.09.1981
• Subjects: 交通量; 土壌汚染; 硬化したコンクリートの性質; 自動車; 集積塩類化作用
• ISSN: 0369-5123; 1884-7188
• DOI: 10.11408/jjsidre1965.49.9_761

東京都府中市内の街路土壌の調査と化学分析を行い, 街路土壌のアルカリ化と重金属汚染を明らかにし, それらの原因を示唆した。街路土壌のアルカリ化は, 酸性の降水によってコンクリートから溶出したカルシウムなどの陽イオンが, 街路土壌特有の表層消費型の水分特性によって土壌表層に集積したためであると考えられる。また, 街路土壌のカドミウム, 鉛, 亜鉛汚染は, 自動車によると推定される。