シンポジウム1 : 変わる認知症診療2023 - アルツハイマー型認知症を中心に - 変わる認知症診療2023 - アルツハイマー型認知症を中心に - 司会の言葉

認知症患者は人口の高齢化に伴って急速に増加しており, その対策は緊切の課題である. 現在, Alzheimer病(Alzheimer disease: AD)の治療薬として本邦で認可されている4剤は投与を続けても認知機能悪化の速度を低下させることができないため, 早期投与によって進行そのものを修正できる疾患修飾療法(disease-modifying therapy: DMT)の開発が期待されている. ADの病理学的特徴としては, アミロイドβ蛋白(Aβ)から成る老人斑, タウ蛋白から成る神経原線維変化, さらに神経細胞脱落があげられる....

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Published in神経治療学 Vol. 41; no. 3; p. 218
Main Author 小野賢二郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本神経治療学会 20.09.2024
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ISSN0916-8443

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Summary:認知症患者は人口の高齢化に伴って急速に増加しており, その対策は緊切の課題である. 現在, Alzheimer病(Alzheimer disease: AD)の治療薬として本邦で認可されている4剤は投与を続けても認知機能悪化の速度を低下させることができないため, 早期投与によって進行そのものを修正できる疾患修飾療法(disease-modifying therapy: DMT)の開発が期待されている. ADの病理学的特徴としては, アミロイドβ蛋白(Aβ)から成る老人斑, タウ蛋白から成る神経原線維変化, さらに神経細胞脱落があげられる.
ISSN:0916-8443