20. 参加前後のメタボリックシンドローム指標項目について

2004年より運動習慣確立支援としてイントラネットを活用したウォークラリー(3ヶ月間)を実施. 今回07年度参加者に参加前後のメタボリックシンドローム指標項目(腹囲・BMI・最高血圧・最低血圧・中性脂肪・HDL・空腹時血糖)を測定し参加前後データの検討. 対象は, 参加者294名中計測・採血を希望した男性45名. データ比較は対応のあるT検定を使用. 【結果】参加前後の指標項目のうち腹囲・BMIに有意差が認められ, 他の項目は, 有意差は認められなかった. 【考察】有意差があった腹囲・BMIは, ウォークラリー参加により消費エネルギー量が増加しデータ改善が見られた. 有意差がなかった血圧・採血...

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 50; no. 2; p. 66
Main Authors 一木ひとみ, 大賀昌美, 関口梓, 近藤弘子, 安部仁美, 小野田富貴子, 三宅仁
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本産業衛生学会 20.03.2008
公益社団法人日本産業衛生学会
Japan Society for Occupational Health
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ISSN1341-0725

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Summary:2004年より運動習慣確立支援としてイントラネットを活用したウォークラリー(3ヶ月間)を実施. 今回07年度参加者に参加前後のメタボリックシンドローム指標項目(腹囲・BMI・最高血圧・最低血圧・中性脂肪・HDL・空腹時血糖)を測定し参加前後データの検討. 対象は, 参加者294名中計測・採血を希望した男性45名. データ比較は対応のあるT検定を使用. 【結果】参加前後の指標項目のうち腹囲・BMIに有意差が認められ, 他の項目は, 有意差は認められなかった. 【考察】有意差があった腹囲・BMIは, ウォークラリー参加により消費エネルギー量が増加しデータ改善が見られた. 有意差がなかった血圧・採血データは, 参加後の採血時期が夏季休暇期間と重り参加前データも正常の健康度の高い集団であった. データ改善は, 運動習慣確立へのモチベーションを上げ, 自己効力感向上につながり年間を通じての継続的な開催が必要と考える.
ISSN:1341-0725