P-1. 本学歯学部学生の生活実態に関するアンケート調査結果

学生の心身の健康状態, サークル(部)活動およびアルバイトなど, 学生の生活実態を把握することは, 教育効果の向上を図るために必要である. そこで, 本学歯学部学生2~6年生の全員(489名)を対象に, 平成19年4月にアンケート調査を行った. 全体の平均回収率は82.8%であった. 健康に不安を感じている学生は各学年ほぼ同程度の約25%で, 通院している学生は低学年で高く, 高学年ほど低くなる傾向(18.3%~4.2%)にあった. 悩みを抱えた学生は平均27.1%で, 悩みの相談相手は友人が46.6%と最も高く, 大学の教職員は12.4%であった. 学内・外でカウンセリングを受けている学生も...

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Published in九州歯科学会雑誌 Vol. 62; no. 5; p. 176
Main Authors 荒井秋晴, 高田豊, 豊野孝, 稲永清敏, 後藤哲哉, 西原達次
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 九州歯科学会 25.01.2009
Kyushu Dental Society
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ISSN0368-6833

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Summary:学生の心身の健康状態, サークル(部)活動およびアルバイトなど, 学生の生活実態を把握することは, 教育効果の向上を図るために必要である. そこで, 本学歯学部学生2~6年生の全員(489名)を対象に, 平成19年4月にアンケート調査を行った. 全体の平均回収率は82.8%であった. 健康に不安を感じている学生は各学年ほぼ同程度の約25%で, 通院している学生は低学年で高く, 高学年ほど低くなる傾向(18.3%~4.2%)にあった. 悩みを抱えた学生は平均27.1%で, 悩みの相談相手は友人が46.6%と最も高く, 大学の教職員は12.4%であった. 学内・外でカウンセリングを受けている学生も, 14.3%~25.7%いた. 現在サークル(部)活動およびアルバイトを行っている学生は, 6年生で明らかに低かったが, 2~5年では前者が平均68.5%, 後者が平均53.4%であった. その一方で, 自主学習時間は60%~70%が1日1時間未満で, 「通学に要する時間(r=0.43)」, 「サークル活動(部活)の時間(r=0.43)」, 「アルバイトをしているかいないか(r=0.56)」, 「アルバイトに費やす時間(r=0.32)」および「アルバイトの時間帯(r=0.45)」と正の相関が認められた.
ISSN:0368-6833