言語治療士の立場から

STがリハビリテーション(以下, リハと略)診療に当たる医師をどう評価し, 医師になにを期待しているかについて, アンケート調査の結果に基づき, 考えを述べる. 1.アンケート調査 (1)調査概要 アンケートの方法は, チェックリスト+自由記載方式で, 無記名とした. 対象は, 首都圏と関西圏を中心とする地域の, セラピスト(ST, PT, OT, 心理職)で, 成人障害者を主たる対象とする者に限った. 主な質問項目は, リハ医の役割, 他職種についての理解, 依頼(処方), カンファレンス, 研究指導についての「現状」と「今後への期待」についてである. 計82施設に451通アンケートを発送し...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inリハビリテーション医学 Vol. 29; no. 2; pp. 109 - 111
Main Author 伊藤元信
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本リハビリテーション医学会 01.02.1992
Online AccessGet full text
ISSN0034-351X

Cover

More Information
Summary:STがリハビリテーション(以下, リハと略)診療に当たる医師をどう評価し, 医師になにを期待しているかについて, アンケート調査の結果に基づき, 考えを述べる. 1.アンケート調査 (1)調査概要 アンケートの方法は, チェックリスト+自由記載方式で, 無記名とした. 対象は, 首都圏と関西圏を中心とする地域の, セラピスト(ST, PT, OT, 心理職)で, 成人障害者を主たる対象とする者に限った. 主な質問項目は, リハ医の役割, 他職種についての理解, 依頼(処方), カンファレンス, 研究指導についての「現状」と「今後への期待」についてである. 計82施設に451通アンケートを発送し, 359通回収した(ST 119通, PT 146通, OT 83通, 心理職11通, 回収率は約8割).
ISSN:0034-351X