田崎美弥子教授送別の辞

田崎美弥子先生は, 2024年3月31日をもちまして東邦大学医学部心理学研究室教授を定年退職されます. 多くの学生・教職員が献身的な田崎先生に支えられ, 励まされてきましたが, その中のひとりとして送別の辞を述べさせていただきます. 田崎先生は, 1982年3月に慶應義塾大学文学部心理学科をご卒業され, その後, 米国カンザス大学大学院人間発達学部で修士課程, 博士課程を修了されました. IBM研究所や世界保健機関(WHO)でご活躍された後に東京理科大学理学部准教授を経て, 2009年4月に本学医学部心理学研究室に教授として着任されました. 先生のご経歴や研究テーマの選択基準には常に「研究の成...

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Published in東邦医学会雑誌 Vol. 71; no. 1; p. 5
Main Author 山口哲生
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東邦大学医学会 01.03.2024
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ISSN0040-8670

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Summary:田崎美弥子先生は, 2024年3月31日をもちまして東邦大学医学部心理学研究室教授を定年退職されます. 多くの学生・教職員が献身的な田崎先生に支えられ, 励まされてきましたが, その中のひとりとして送別の辞を述べさせていただきます. 田崎先生は, 1982年3月に慶應義塾大学文学部心理学科をご卒業され, その後, 米国カンザス大学大学院人間発達学部で修士課程, 博士課程を修了されました. IBM研究所や世界保健機関(WHO)でご活躍された後に東京理科大学理学部准教授を経て, 2009年4月に本学医学部心理学研究室に教授として着任されました. 先生のご経歴や研究テーマの選択基準には常に「研究の成果が人の役に立つのか」がありました. 博士論文のテーマとして取り組まれた「言語獲得における刺激等価性」は, 英語の習得に苦労している留学生の役に立ちたいという思いが研究を始めるきっかけとなったそうです.
ISSN:0040-8670