下水汚泥のベルトプレス脱水操作におけるカチオン性有機高分子凝集剤添加率の制御指標の検討
実用規模の連続式ベルトプレスを用いて, 下水汚泥の凝集, 脱水特性に及ぼすカチオン性有機高分子凝集剤添加率の影響を検討した.ブレーク点, すなわち添加したカチオン性有機高分子凝集剤が液中に残留し始める添加率付近で, 凝集汚泥の脱水特性が最良となることが確認された.この結果は, し尿処理汚泥を用いた少量規模の回分式凝集脱水試験の結果と同様であった.また, 最適薬注制御に用いる指標として, 残留ポリマ濃度を用いうることが明らかにされた....
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| Published in | 化学工学論文集 Vol. 13; no. 4; pp. 392 - 398 |
|---|---|
| Main Authors | , , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
公益社団法人 化学工学会
10.07.1987
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| ISSN | 0386-216X 1349-9203 |
| DOI | 10.1252/kakoronbunshu.13.392 |
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| Summary: | 実用規模の連続式ベルトプレスを用いて, 下水汚泥の凝集, 脱水特性に及ぼすカチオン性有機高分子凝集剤添加率の影響を検討した.ブレーク点, すなわち添加したカチオン性有機高分子凝集剤が液中に残留し始める添加率付近で, 凝集汚泥の脱水特性が最良となることが確認された.この結果は, し尿処理汚泥を用いた少量規模の回分式凝集脱水試験の結果と同様であった.また, 最適薬注制御に用いる指標として, 残留ポリマ濃度を用いうることが明らかにされた. |
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| ISSN: | 0386-216X 1349-9203 |
| DOI: | 10.1252/kakoronbunshu.13.392 |