代用膀胱 (Indiana pouch) 内に発生した大腸癌の1例

「はじめに」 Indiana pouchとは, 膀胱全摘後の再建術式のうち, 回盲部腸管を利用して造設された代用膀胱のことで, 1985年インディアナ大学のRowlandらによって報告された. 今回我々は, 代用膀胱に発生した大腸癌に対し, 内視鏡治療を施行した1例を経験したので報告する. 「症例」 患者: 84歳, 男性. 主訴: 発熱. 現病歴: 2017年9月, 発熱, 尿路感染症の診断で前医に入院となった. 腹部CTで代用膀胱内の異物が疑われ, 精査目的に当院の泌尿器科を紹介され受診した. 既往歴: 1989年に膀胱癌でIndiana pouchが造設された....

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Published inProgress of Digestive Endoscopy（2001年から） Vol. 93; no. 1; pp. 125 - 127
Main Authors 土谷祐樹, 雨宮浩太, 萩原俊昭, 松澤宏和, 牧野友里香, 茂木俊介, 河野眞吾, 河合雅也, 石山隼, 杉本起一, 神山博彦, 小見山博光, 高橋玄, 小島豊, 冨木裕一, 坂本一博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本消化器内視鏡学会関東支部会 15.12.2018
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ISSN1348-9844

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Summary:「はじめに」 Indiana pouchとは, 膀胱全摘後の再建術式のうち, 回盲部腸管を利用して造設された代用膀胱のことで, 1985年インディアナ大学のRowlandらによって報告された. 今回我々は, 代用膀胱に発生した大腸癌に対し, 内視鏡治療を施行した1例を経験したので報告する. 「症例」 患者: 84歳, 男性. 主訴: 発熱. 現病歴: 2017年9月, 発熱, 尿路感染症の診断で前医に入院となった. 腹部CTで代用膀胱内の異物が疑われ, 精査目的に当院の泌尿器科を紹介され受診した. 既往歴: 1989年に膀胱癌でIndiana pouchが造設された.
ISSN:1348-9844