下腿の慢性コンパートメント症候群における近赤外分光法を用いた筋の阻血状態の評価
下腿の慢性コンパートメント症候群(19歳女性)を1例経験した. 下腿前方コンパートメント内圧は安静時19mmHg, 運動負荷後1分41mmHgと高値で, 運動負荷後の下腿MRIでは前方コンパートメントがT2強調像で高信号だった. 手術前後に近赤外分光法を用いた携帯式組織酸素濃度動態測定器を装着してトレッドミルで多段階負荷テストを行った. 運動中止後から前脛骨筋内酸素化ヘモグロビン濃度が回復するまでの時間が術後短縮した....
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Published in | リハビリテーション医学 Vol. 35; no. 4; p. 253 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本リハビリテーション医学会
18.04.1998
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ISSN | 0034-351X |
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Summary: | 下腿の慢性コンパートメント症候群(19歳女性)を1例経験した. 下腿前方コンパートメント内圧は安静時19mmHg, 運動負荷後1分41mmHgと高値で, 運動負荷後の下腿MRIでは前方コンパートメントがT2強調像で高信号だった. 手術前後に近赤外分光法を用いた携帯式組織酸素濃度動態測定器を装着してトレッドミルで多段階負荷テストを行った. 運動中止後から前脛骨筋内酸素化ヘモグロビン濃度が回復するまでの時間が術後短縮した. |
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ISSN: | 0034-351X |