甲状腺ホルモン補充療法にて下垂体巨大腫瘤の消失を認めた原発性甲状腺機能低下症の1例

各種の原因による甲状腺機能低下症にともなうトルコ鞍容積の増大と高プロラクチン(PRL)血症が知られている.乳汁分泌と無月経を主訴に来院し,原発性甲状腺機能低下症と高PRL血症,下垂体腫瘤を認める症例に, L-サイロキシンの補充療法を行いPRLの正常化と下垂体腫瘤の縮小を認めた症例を経験したので報告した....

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Published in日本内科学会雑誌 Vol. 83; no. 6; pp. 988 - 989
Main Authors 水野, 究紀, 石川, 雅, 弘瀬, 知江子, 辻野, 大二郎, 染谷, 一彦, 和田, 祐爾
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本内科学会 10.06.1994
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ISSN0021-5384
1883-2083
DOI10.2169/naika.83.988

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Summary:各種の原因による甲状腺機能低下症にともなうトルコ鞍容積の増大と高プロラクチン(PRL)血症が知られている.乳汁分泌と無月経を主訴に来院し,原発性甲状腺機能低下症と高PRL血症,下垂体腫瘤を認める症例に, L-サイロキシンの補充療法を行いPRLの正常化と下垂体腫瘤の縮小を認めた症例を経験したので報告した.
ISSN:0021-5384
1883-2083
DOI:10.2169/naika.83.988