子どものメンタルヘルス支援システムのあり方(その4)‐東京都世田谷区モデル地区での実践報告

研究班メンバーは3年前から支援システムを何処の地区で試行するか検討してきた. スタッフが勤務し関係機関とのネットワークから人脈があり, 障害者施策の歴史もある, 世田谷に決めた. 親と子のコミュニケーション教室を, 3回開催した. 協賛依頼を, 世田谷区衛生部, 学務課, ボランティアセンターに行い, チラシを保健所, 児童館においた. 講座の内容~精神科医, 心理職, ソーシャルワーカーの講演とワーク, (乳児期, 学童期, 思春期). 保育所付きだが利用者はなく, 開催曜日の検討も必要かと思われる. 保健師~10名が研修として参加. 母親~25名;少人数ながらアンケート結果から, 演習によ...

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Published inこころの健康 Vol. 19; no. 1; p. 93
Main Authors 寺岡満里, 雨宮由紀枝, 大津一義, 阿部裕, 吉川武彦, 中町芙佐子, 水上玲子, 早川和子, 浜田友子, 出原嘉代子, 磯部祥子, 吉川菜穂子, 白石考久, 小野かつさ, 山田浩平, 立川順子, 渡辺慎二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本精神衛生学会 10.06.2004
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ISSN0912-6945

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Summary:研究班メンバーは3年前から支援システムを何処の地区で試行するか検討してきた. スタッフが勤務し関係機関とのネットワークから人脈があり, 障害者施策の歴史もある, 世田谷に決めた. 親と子のコミュニケーション教室を, 3回開催した. 協賛依頼を, 世田谷区衛生部, 学務課, ボランティアセンターに行い, チラシを保健所, 児童館においた. 講座の内容~精神科医, 心理職, ソーシャルワーカーの講演とワーク, (乳児期, 学童期, 思春期). 保育所付きだが利用者はなく, 開催曜日の検討も必要かと思われる. 保健師~10名が研修として参加. 母親~25名;少人数ながらアンケート結果から, 演習によっての子どもへの対応の気づきが判明する. 今後は幼稚園, 小学校, 中学校, 高校へ企画の参与を検討中, 施行の第一歩としたい.
ISSN:0912-6945