千葉県病院薬剤師会における精神科専門・認定薬剤師講習会実施の試みと参加者の背景及び専門・認定薬剤師取得に際しての問題点に関するアンケート調査

• Published in: YAKUGAKU ZASSHI Vol. 130; no. 9; pp. 1197 - 1205
• Main Authors: 松田, 公子, 清水, 秀行, 古山, 光, 長谷川, 毅, 石田, 恵子, 築地, 茉莉子, 福田, 恵子
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本薬学会 01.09.2010; 日本薬学会
• ISSN: 0031-6903; 1347-5231
• DOI: 10.1248/yakushi.130.1197

「緒言」近年, 精神科領域でも専門薬剤師の必要性が謳われ, 精神科専門薬剤師認定制度が平成20年4月よりがん専門薬剤師, 感染制御専門薬剤師に続いて日本病院薬剤師会(以下日病薬)が認定する第三の専門薬剤師制度としてスタートした. 精神科専門薬剤師(以下専門薬剤師)認定申請のためには精神科薬物療法認定薬剤師(以下認定薬剤師)であることが条件の1つとなっている. 認定薬剤師の認定申請には日病薬が行う認定薬剤師認定試験の合格とともに「日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師, 日本医療薬学会認定薬剤師, 日本薬剤師研修センター認定薬剤師, あるいは日病薬が承認した認定薬剤師(以下各種認定薬剤師)であること」「精神科を標榜する病院又は診療所への5年以上の継続勤務と精神科薬物療法への直接従事」, 「日病薬が認定するあるいは特定学会が主催する精神科領域の講習会(以下認定講習会)の単位履修(40時間, 20単位以上)」, 「複数の精神疾患に対する50症例以上の薬剤管理指導実績」などの資格が必要である.