緩和医療の現状と展望

緩和ケアはWHOにより「生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを,痛みや その他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで,苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである」とされているとおり,患者の生を支える積極的医療である。しかし現在でも終末期医療のイメージが強く,対応が後手に回っている感がある。本稿では,日本の緩和医療の現状と,今後の展望について述べる。...

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Bibliographic Details
Published in聖マリアンナ医科大学雑誌 Vol. 50; no. 1; pp. 11 - 16
Main Author 橋口, さおり
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 聖マリアンナ医科大学医学会 2022
聖マリアンナ医科大学医学会
St. Marianna University Society of Medical Science
Subjects
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ISSN0387-2289
2189-0285
DOI10.14963/stmari.50.11

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Summary:緩和ケアはWHOにより「生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のQOLを,痛みや その他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで,苦痛を予防し和らげることを通して向上させるアプローチである」とされているとおり,患者の生を支える積極的医療である。しかし現在でも終末期医療のイメージが強く,対応が後手に回っている感がある。本稿では,日本の緩和医療の現状と,今後の展望について述べる。
ISSN:0387-2289
2189-0285
DOI:10.14963/stmari.50.11