2.多発すりガラス陰影を呈した肺MALT lymphomaの1例(第116回 日本呼吸器内視鏡学会関東支部会)
症例は77歳, 女性, 非喫煙者. 2000年11月両側肺多発すりガラス陰影にて受診された. 自覚症状なし. 気管支鏡検査を行ったが, 確定診断は得られなかった. 以降本人の希望により経過観察となっていた. その後のfollow up CTにて徐々に陰影の濃度上昇と増大, 病変の増加を認めた. 2006年1月確定診断目的にて胸腔鏡生検を施行した. 病変はポート孔からの触診で比較的硬く触知され, S2およびS10病変の生検をおこなった. 両者ともMALT lymphomaの診断であった. 約5年間経過の追えた肺MALT lymphomaはまれであり, 文献的考察を加え報告する....
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Published in | The Journal of the Japan Society for Respiratory Endoscopy Vol. 28; no. 4; p. 324 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
2006
日本呼吸器内視鏡学会 The Japan Society for Respiratory Endoscopy |
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ISSN | 0287-2137 2186-0149 |
DOI | 10.18907/jjsre.28.4_324_2 |
Cover
Summary: | 症例は77歳, 女性, 非喫煙者. 2000年11月両側肺多発すりガラス陰影にて受診された. 自覚症状なし. 気管支鏡検査を行ったが, 確定診断は得られなかった. 以降本人の希望により経過観察となっていた. その後のfollow up CTにて徐々に陰影の濃度上昇と増大, 病変の増加を認めた. 2006年1月確定診断目的にて胸腔鏡生検を施行した. 病変はポート孔からの触診で比較的硬く触知され, S2およびS10病変の生検をおこなった. 両者ともMALT lymphomaの診断であった. 約5年間経過の追えた肺MALT lymphomaはまれであり, 文献的考察を加え報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 2186-0149 |
DOI: | 10.18907/jjsre.28.4_324_2 |