日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会の新診断基準と眼病変

新しい診断基準「サルコイドーシス診断基準と診断の手引き-2006」より, 「眼病変の診断の手引き」に記載されているサルコイドーシスに特徴的な眼病変を紹介した. 新「眼病変の診断の手引き」のすべての項目の特異度は80%以上と高く, 手引き全体の感度・特異度もともに高い. また, 診断方法にも改訂があったため, 眼科で本症を疑った場合, どのように診断をつけていくかを示した. 診断に必要な検査所見に両側肺門リンパ節腫脹 (BHL) が入ったことにより, BHLを有するぶどう膜炎患者で臨床診断に至る例が増え, 診断率が向上すると予想された....

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Published inNIHON SARUKOIDOSHISU / NIKUGESHUSHIKKAN (The Japanese journal of sarcoidosis and other granulomatous disorders ) Vol. 28; no. 1; pp. 100 - 102
Main Author 石原, 麻美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会 2008
Japan Society of Sarcoidosis and other Granulomatous Disorders
Subjects
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ISSN1345-0565
1884-6122
DOI10.14830/jssog1999.28.100

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Summary:新しい診断基準「サルコイドーシス診断基準と診断の手引き-2006」より, 「眼病変の診断の手引き」に記載されているサルコイドーシスに特徴的な眼病変を紹介した. 新「眼病変の診断の手引き」のすべての項目の特異度は80%以上と高く, 手引き全体の感度・特異度もともに高い. また, 診断方法にも改訂があったため, 眼科で本症を疑った場合, どのように診断をつけていくかを示した. 診断に必要な検査所見に両側肺門リンパ節腫脹 (BHL) が入ったことにより, BHLを有するぶどう膜炎患者で臨床診断に至る例が増え, 診断率が向上すると予想された.
ISSN:1345-0565
1884-6122
DOI:10.14830/jssog1999.28.100