弾性ストッキング着用が呼吸循環反応に及ぼす影響

〔目的〕弾性ストッキング着用が漸増運動負荷中の呼吸循環反応に及ぼす影響を検討すること.〔対象と方法〕対象は健常成人男性7名.弾性ストッキング非着用条件・着用条件にて30分間安静をとった後,心肺運動負荷試験を実施した.〔結果〕各条件間で安静時心拍数は着用条件では70.6 ± 5.2 bpm,非着用条件では78.4 ± 6.3 bpmであり有意に着用条件で低値を認めたが,運動開始以後に2条件間で呼吸循環反応に有意な差を認めなかった.〔結語〕短時間の漸増負荷運動では,弾性ストッキング着用が呼吸循環反応に影響は及ぼさない....

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Published inRigaku ryoho kagaku Vol. 33; no. 2; pp. 255 - 259
Main Authors 大里, 誠弥, 日下, さと美, 土田, ひかり, 小榑, 健太, 中村, 麻優, 足高, 悠, 高橋, 哲也, 山下, 聖弥, 長濱, 優希, 岡田, 優佑, 山崎, 馨子, 菅野, 雄大
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Tokyo 理学療法科学学会 01.01.2018
Japan Science and Technology Agency
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.33.255

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Summary:〔目的〕弾性ストッキング着用が漸増運動負荷中の呼吸循環反応に及ぼす影響を検討すること.〔対象と方法〕対象は健常成人男性7名.弾性ストッキング非着用条件・着用条件にて30分間安静をとった後,心肺運動負荷試験を実施した.〔結果〕各条件間で安静時心拍数は着用条件では70.6 ± 5.2 bpm,非着用条件では78.4 ± 6.3 bpmであり有意に着用条件で低値を認めたが,運動開始以後に2条件間で呼吸循環反応に有意な差を認めなかった.〔結語〕短時間の漸増負荷運動では,弾性ストッキング着用が呼吸循環反応に影響は及ぼさない.
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ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.33.255