広範囲に膿瘍を伴った非結核性抗酸菌による脊椎炎に対して外科的治療を行った2例
非結核性抗酸菌による脊椎炎は稀な疾患で,緩徐に進行する骨破壊と膿瘍形成を特徴とし,治療に長期間を有すると報告されている.近年,広範囲に膿瘍を伴った非結核性抗酸菌による脊椎炎を2例経験した.これら2例に対して,後方制動術と前方病巣郭清および骨移植を二期的に施行した.術後,腰痛および炎症所見は改善し,膿瘍は継時的に縮小した.文献的考察を加えて報告する....
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          | Published in | Journal of Spine Research Vol. 11; no. 4; pp. 764 - 768 | 
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| Main Authors | , , , , , , | 
| Format | Journal Article | 
| Language | Japanese | 
| Published | 
            一般社団法人 日本脊椎脊髄病学会
    
        20.04.2020
     | 
| Subjects | |
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| ISSN | 1884-7137 2435-1563  | 
| DOI | 10.34371/jspineres.2020-0408 | 
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| Summary: | 非結核性抗酸菌による脊椎炎は稀な疾患で,緩徐に進行する骨破壊と膿瘍形成を特徴とし,治療に長期間を有すると報告されている.近年,広範囲に膿瘍を伴った非結核性抗酸菌による脊椎炎を2例経験した.これら2例に対して,後方制動術と前方病巣郭清および骨移植を二期的に施行した.術後,腰痛および炎症所見は改善し,膿瘍は継時的に縮小した.文献的考察を加えて報告する. | 
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| ISSN: | 1884-7137 2435-1563  | 
| DOI: | 10.34371/jspineres.2020-0408 |