十種競技における競技パフォーマンス構造に基づくパフォーマンスタイプの判定

「I はじめに」 アスリートは, 限られた時間の中で合理的に競技パフォーマンスを高めていく努力が必要である. そのためには, 競技で発揮することが求められる能力構造(以下「競技パフォーマンス構造」と略す)を考慮してトレーニングを計画・立案することが重要である. また, トレーニングを効率化することは, 健康管理や障害予防の観点からも有益である. 陸上競技において, 混成競技を専門とするアスリートは, 得意・不得意に関係なく, 走・跳・投の競技パフォーマンスの最大化を目指して, 日々トレーニングに励んでいる. 混成競技の中でも, 特に十種競技は種目数が最大である. 具体的には, 2日間に競技種目...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in体育学研究 Vol. 64; no. 2; pp. 587 - 601
Main Author 近藤, 亮介
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本体育学会 16.12.2019
日本体育学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0484-6710
1881-7718
DOI10.5432/jjpehss.19041

Cover

More Information
Summary:「I はじめに」 アスリートは, 限られた時間の中で合理的に競技パフォーマンスを高めていく努力が必要である. そのためには, 競技で発揮することが求められる能力構造(以下「競技パフォーマンス構造」と略す)を考慮してトレーニングを計画・立案することが重要である. また, トレーニングを効率化することは, 健康管理や障害予防の観点からも有益である. 陸上競技において, 混成競技を専門とするアスリートは, 得意・不得意に関係なく, 走・跳・投の競技パフォーマンスの最大化を目指して, 日々トレーニングに励んでいる. 混成競技の中でも, 特に十種競技は種目数が最大である. 具体的には, 2日間に競技種目が分かれており, 1日目に 100m, Long Jump, Shot Put, High Jump, 400mが実施される.
ISSN:0484-6710
1881-7718
DOI:10.5432/jjpehss.19041