米国イェール大学における2年4か月の研究留学報告
私は2021年3月から2023年6月まで,米国はコネチカット州にあるイェール大学(Yale University)産婦人科のオクテー研究室(Kutluk Oktay lab)に留学する機会を頂きました。本学の鈴木直教授の産婦人科学教室と,留学先の研究室のPrincipal Investigator(PI)であるKutluk Oktay 教授とは,卵巣組織凍結の研究を通じて,歴史的に長い繋がりがあります。大学院入学後に基礎研究の手技や実験の組み立て方を初歩からご指導いただきました。その後,イェール大学の基礎研究ラボを訪れる機会を得まして,苦しみながらも,最後は国際学会での発表と奨学金獲得及び奨励...
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Published in | 聖マリアンナ医科大学雑誌 Vol. 52; no. 1; pp. 15 - 18 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
学校法人 聖マリアンナ医科大学医学会
2024
聖マリアンナ医科大学医学会 St. Marianna University Society of Medical Science |
Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0387-2289 2189-0285 |
DOI | 10.14963/stmari.52.15 |
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Summary: | 私は2021年3月から2023年6月まで,米国はコネチカット州にあるイェール大学(Yale University)産婦人科のオクテー研究室(Kutluk Oktay lab)に留学する機会を頂きました。本学の鈴木直教授の産婦人科学教室と,留学先の研究室のPrincipal Investigator(PI)であるKutluk Oktay 教授とは,卵巣組織凍結の研究を通じて,歴史的に長い繋がりがあります。大学院入学後に基礎研究の手技や実験の組み立て方を初歩からご指導いただきました。その後,イェール大学の基礎研究ラボを訪れる機会を得まして,苦しみながらも,最後は国際学会での発表と奨学金獲得及び奨励賞受賞にまで至りました。それは苦悩と喜びに満ちた,浮き沈みの激しかった2年と4ヶ月について,イェール大学,コロナ禍の様子,留学研究内容の3点からご報告させていただきます。 |
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ISSN: | 0387-2289 2189-0285 |
DOI: | 10.14963/stmari.52.15 |