膵疾患研究における国際交流の意義と課題

日本膵臓学会の事業として,国内外の関連学術団体との連絡及び協力は,膵疾患研究の成果を国内外に発信し,さらに発展させていくうえで非常に重要である.日本膵臓学会は,国際膵臓学会やアメリカ膵臓学会との合同大会開催,学会機関誌の膵臓とPancreasの出版,Pancreatologyとの連携を通じて,国際交流に貢献してきた.一方,若い世代の研究者による個人レベルでの国際交流が,将来の国際共同研究の発展に不可欠である.現時点ではCOVID-19の感染拡大により国際交流の機会が損なわれているので,国際膵臓学会との合同大会をはじめとする日本膵臓学会の活動を通じて,次世代の研究者の国際交流を支援していきたい....

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Published in膵臓 Vol. 36; no. 4; pp. 207 - 211
Main Author 高折, 恭一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本膵臓学会 31.08.2021
日本膵臓学会
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ISSN0913-0071
1881-2805
DOI10.2958/suizo.36.207

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Summary:日本膵臓学会の事業として,国内外の関連学術団体との連絡及び協力は,膵疾患研究の成果を国内外に発信し,さらに発展させていくうえで非常に重要である.日本膵臓学会は,国際膵臓学会やアメリカ膵臓学会との合同大会開催,学会機関誌の膵臓とPancreasの出版,Pancreatologyとの連携を通じて,国際交流に貢献してきた.一方,若い世代の研究者による個人レベルでの国際交流が,将来の国際共同研究の発展に不可欠である.現時点ではCOVID-19の感染拡大により国際交流の機会が損なわれているので,国際膵臓学会との合同大会をはじめとする日本膵臓学会の活動を通じて,次世代の研究者の国際交流を支援していきたい.
ISSN:0913-0071
1881-2805
DOI:10.2958/suizo.36.207