頸動脈小体腫瘍手術症例 : 当院における17年間の経験

慶應義塾大学病院で手術加療を行った頸動脈小体腫瘍23腫瘍の検討を行った. 死亡や脳梗塞といった重大な合併症はなく, 術後の神経障害も諸家らの報告と比較し少ない結果であった. 手術適応を吟味した上で脳外科・血管外科とのチーム医療を行うことで安全な手術を提供できた結果となった. また腫瘍が内頸動脈を取り囲む角度を術前に計測することで, 頸動脈再建の要否をある程度推測することが可能であった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 Vol. 125; no. 6; pp. 1001 - 1007
Main Authors 永井, 遼斗, 猪狩, 雄一, 御子柴, 卓弥, 冨田, 俊樹, 斎藤, 真, 中原, 奈々, 小澤, 宏之, 中村, 伸太郎, 伊藤, 文展, 吉浜, 圭祐, 関水, 真理子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 20.06.2022
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2436-5793
2436-5866
DOI10.3950/jibiinkotokeibu.125.6_1001

Cover

More Information
Summary:慶應義塾大学病院で手術加療を行った頸動脈小体腫瘍23腫瘍の検討を行った. 死亡や脳梗塞といった重大な合併症はなく, 術後の神経障害も諸家らの報告と比較し少ない結果であった. 手術適応を吟味した上で脳外科・血管外科とのチーム医療を行うことで安全な手術を提供できた結果となった. また腫瘍が内頸動脈を取り囲む角度を術前に計測することで, 頸動脈再建の要否をある程度推測することが可能であった.
ISSN:2436-5793
2436-5866
DOI:10.3950/jibiinkotokeibu.125.6_1001