歯科用CBCT画像情報の標準化

「はじめに」歯科用コーンビームCT(以後, 歯科用CBCTと呼ぶ)において, 画像のクオリティや画像濃度(CT値)の精度を比較する方法, あるいは被曝線量の評価方法を標準化することは, 画像検査の品質を確保しつつ被曝の低減を目指すうえで大変重要である. 一方, 遠隔画像診断, CT画像に基づくシミュレーション/ナビゲーション, およびCAD(コンピュータ支援検出/診断, Computer Assisted Detection/Diagnosis)の普及により, 歯科用CBCTで撮影された画像データが外部の装置(システム)で利用される機会が増えている. 一つの画像装置から出力された画像データが,...

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Published inShika Hoshasen Vol. 55; no. 1; pp. 22 - 25
Main Author 勝又, 明敏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会 2015
日本歯科放射線学会
Japanese Society for Oral and Maxillofacial Radiology
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ISSN0389-9705
2185-6311
DOI10.11242/dentalradiology.55.22

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Summary:「はじめに」歯科用コーンビームCT(以後, 歯科用CBCTと呼ぶ)において, 画像のクオリティや画像濃度(CT値)の精度を比較する方法, あるいは被曝線量の評価方法を標準化することは, 画像検査の品質を確保しつつ被曝の低減を目指すうえで大変重要である. 一方, 遠隔画像診断, CT画像に基づくシミュレーション/ナビゲーション, およびCAD(コンピュータ支援検出/診断, Computer Assisted Detection/Diagnosis)の普及により, 歯科用CBCTで撮影された画像データが外部の装置(システム)で利用される機会が増えている. 一つの画像装置から出力された画像データが, 外部の装置で正しく読まれなければ, 患者画像の取り違えやコンピュータによる画像処理の失敗が生じかねない. 本項では, 歯科用CBCT装置から外部に出力される画像データの標準化の状況を, 全身用CTと比較しつつ検討した.
ISSN:0389-9705
2185-6311
DOI:10.11242/dentalradiology.55.22