永友論文に対するEditorial Comment
本論文は, ST上昇型心筋梗塞 (STEMI) の臨床転帰との関連性について, 時間外の循環器内科医の診療体制を院外待機と院内当直の2群で比較したはじめての研究であり, 臨床現場への情報として非常に意義があると考える. 本論文に示されるような院内連携や救急隊による病院前12誘導心電図検査 (PHECG) を施行する診療体制をとっていれば, 時間外の循環器内科の診療体制を院外待機としても, STEMI患者の臨床転帰に影響を与えないことが示唆された....
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Published in | Shinzo Vol. 52; no. 11; p. 1273 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益財団法人 日本心臓財団
15.11.2020
日本心臓財団・日本循環器学会 Japan Heart Foundation |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0586-4488 2186-3016 |
DOI | 10.11281/shinzo.52.1273 |
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Summary: | 本論文は, ST上昇型心筋梗塞 (STEMI) の臨床転帰との関連性について, 時間外の循環器内科医の診療体制を院外待機と院内当直の2群で比較したはじめての研究であり, 臨床現場への情報として非常に意義があると考える. 本論文に示されるような院内連携や救急隊による病院前12誘導心電図検査 (PHECG) を施行する診療体制をとっていれば, 時間外の循環器内科の診療体制を院外待機としても, STEMI患者の臨床転帰に影響を与えないことが示唆された. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo.52.1273 |