前額面における骨盤傾斜角度が股関節外転筋力に及ぼす影響
〔目的〕股関節疾患患者の治療に活かすため,健常者において前額面での骨盤傾斜角度が股関節外転筋力に及ぼす影響を検討すること.〔対象〕健常者37名の利き足.〔方法〕骨盤傾斜角度の条件の異なる5つの測定肢位において,等尺性股関節外転筋力を測定した.この筋力に各測定条件間で差があるかどうかを検討した.〔結果〕骨盤傾斜角度が中間位の状態に相当する中間位が最も筋力が高く,他のすべての肢位間に対して有意差を認めた.〔結語〕健常者における股関節外転筋は前額面での骨盤中間位にて最大の筋力を発揮する....
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| Published in | 理学療法科学 Vol. 26; no. 4; pp. 475 - 478 |
|---|---|
| Main Authors | , , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
理学療法科学学会
2011
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| Subjects | |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI | 10.1589/rika.26.475 |
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| Summary: | 〔目的〕股関節疾患患者の治療に活かすため,健常者において前額面での骨盤傾斜角度が股関節外転筋力に及ぼす影響を検討すること.〔対象〕健常者37名の利き足.〔方法〕骨盤傾斜角度の条件の異なる5つの測定肢位において,等尺性股関節外転筋力を測定した.この筋力に各測定条件間で差があるかどうかを検討した.〔結果〕骨盤傾斜角度が中間位の状態に相当する中間位が最も筋力が高く,他のすべての肢位間に対して有意差を認めた.〔結語〕健常者における股関節外転筋は前額面での骨盤中間位にて最大の筋力を発揮する. |
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| ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
| DOI: | 10.1589/rika.26.475 |