片脚スクワット動作の三次元動作解析

〔目的〕矢状面におけるサポートモーメントと床反力垂直分力との関係からの類推により,片脚スクワット動作の前額面上姿勢制御における下肢関節相互の関連性を運動学的,運動力学的に検討することとした.〔対象〕健常成人10名とした.〔方法〕三次元動作解析装置と床反力計を用い,片脚スクワット動作を計測・解析した.前額面の下肢関節角度,関節モーメント,複合モーメント,COG,COP,床反力左右分力を算出し,これらのパラメータ間の関連性を解析した.〔結果〕複合モーメントと床反力左右分力には有意な関係が認められ,足関節モーメントのみの場合と比較し決定係数が大きい傾向があった.〔結語〕前額面の姿勢制御パターンにおい...

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Published in理学療法科学 Vol. 30; no. 5; pp. 755 - 758
Main Authors 西村, 沙紀子, 福井, 勉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2015
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.30.755

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Summary:〔目的〕矢状面におけるサポートモーメントと床反力垂直分力との関係からの類推により,片脚スクワット動作の前額面上姿勢制御における下肢関節相互の関連性を運動学的,運動力学的に検討することとした.〔対象〕健常成人10名とした.〔方法〕三次元動作解析装置と床反力計を用い,片脚スクワット動作を計測・解析した.前額面の下肢関節角度,関節モーメント,複合モーメント,COG,COP,床反力左右分力を算出し,これらのパラメータ間の関連性を解析した.〔結果〕複合モーメントと床反力左右分力には有意な関係が認められ,足関節モーメントのみの場合と比較し決定係数が大きい傾向があった.〔結語〕前額面の姿勢制御パターンにおいて,矢状面で述べられているパターンと同様の結果であることが示唆される.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.755