成人非ホジキンリンパ腫サバイバーにおける身体活動と生活の質との関連性

〔目的〕日本の中悪性度成人非ホジキンリンパ腫(NHL)サバイバーの身体活動量(PA)と健康関連QOL(HRQOL)との関連性を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕都内1大学病院通院中のNHL患者(診断後6ヵ月-8年の者)100名(年齢中央値65.0歳)とした.自己記入式質問紙法により得られるPAとHRQOLの関連を重回帰分析にて解析した.〔結果〕PAは多いほど身体面のHRQOLも有意に高くなるが,精神面のHRQOLに対する寄与は示されなかった.〔結語〕身体活動の取組みのHRQOL促進に対する有用性が示唆される....

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Published in理学療法科学 Vol. 31; no. 4; pp. 551 - 558
Main Authors 荒武, 喜子, 小松, 浩子, 石澤, 丈, 岡本, 真一郎, 小熊, 祐子, 森, 毅彦
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2016
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.31.551

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Summary:〔目的〕日本の中悪性度成人非ホジキンリンパ腫(NHL)サバイバーの身体活動量(PA)と健康関連QOL(HRQOL)との関連性を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕都内1大学病院通院中のNHL患者(診断後6ヵ月-8年の者)100名(年齢中央値65.0歳)とした.自己記入式質問紙法により得られるPAとHRQOLの関連を重回帰分析にて解析した.〔結果〕PAは多いほど身体面のHRQOLも有意に高くなるが,精神面のHRQOLに対する寄与は示されなかった.〔結語〕身体活動の取組みのHRQOL促進に対する有用性が示唆される.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.551