救急・集中治療領域にかかわる薬剤師の質的向上を目指した臨床救急医療薬学研究会の取り組み

目的:救急・集中治療領域にかかわる薬剤師の質的向上を目指した臨床救急医療薬学研究会(以下,当研究会)の取り組みを評価するため,受講者の特性と満足度を調査した。方法:2013年9月〜2016年12月の研究会の受講者に対して自由意志の下,無記名式にてアンケートをお願いした。結果:回収率は78.6%,救急・集中治療への従事率は51.9%であり,勤務歴5年以上10年未満がもっとも多かった。座学の参加人数はテーマにより変動が認められたが,small group discussion(SGD)は,ほぼ一定の参加人数であった。当研究会の満足度は,非常に満足,満足との回答を合わせて座学87.8%,SGD 97...

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Published in日本臨床救急医学会雑誌 Vol. 21; no. 6; pp. 735 - 739
Main Authors 渡邉, 暁洋, 峯村, 純子, 今井, 徹, 中馬, 真幸, 西澤, 健司, 菊池, 憲和, 岩元, 理絵, 玉造, 竜郎, 篠原, 高雄, 添田, 博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本臨床救急医学会 31.12.2018
日本臨床救急医学会
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ISSN1345-0581
2187-9001
DOI10.11240/jsem.21.735

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Summary:目的:救急・集中治療領域にかかわる薬剤師の質的向上を目指した臨床救急医療薬学研究会(以下,当研究会)の取り組みを評価するため,受講者の特性と満足度を調査した。方法:2013年9月〜2016年12月の研究会の受講者に対して自由意志の下,無記名式にてアンケートをお願いした。結果:回収率は78.6%,救急・集中治療への従事率は51.9%であり,勤務歴5年以上10年未満がもっとも多かった。座学の参加人数はテーマにより変動が認められたが,small group discussion(SGD)は,ほぼ一定の参加人数であった。当研究会の満足度は,非常に満足,満足との回答を合わせて座学87.8%,SGD 97.6%であった。さらに,日常業務への役立ち度については,座学86.0%,SGD 96.8%であった。結論:座学とSGDを取り入れた当研究会は教育的に有用であることが示唆された。
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.21.735