二重積屈曲点時の循環応答とBorg scaleの関係と性差の検討

[目的]健常成人男性ならびに女性を対象として二重積屈曲点(double product break point;DPBP)検出時の循環応答とBorg scaleとの関係と性差を検討することである。[対象]健常成人男女それぞれ20名(男性25.0±2.1歳,女性24.1±4.5歳)を対象とした。[方法]自転車エルゴメーターを用いて,2分間10ワットずつ増加させる多段階運動負荷試験を行った。Borg Scaleは運動負荷増加後,約1分後に聞き取った。[結果]DPBP検出時のBorg scaleは男性が13.9±1.7であり,女性は13.0±1.6であった。また,DPBP時の循環応答とBorg sc...

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Published in理学療法科学 Vol. 24; no. 2; pp. 167 - 171
Main Authors 鈴木, 哲, 渡辺, 進, 亀野, 純, 大槻, 桂右
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2009
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.24.167

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Summary:[目的]健常成人男性ならびに女性を対象として二重積屈曲点(double product break point;DPBP)検出時の循環応答とBorg scaleとの関係と性差を検討することである。[対象]健常成人男女それぞれ20名(男性25.0±2.1歳,女性24.1±4.5歳)を対象とした。[方法]自転車エルゴメーターを用いて,2分間10ワットずつ増加させる多段階運動負荷試験を行った。Borg Scaleは運動負荷増加後,約1分後に聞き取った。[結果]DPBP検出時のBorg scaleは男性が13.9±1.7であり,女性は13.0±1.6であった。また,DPBP時の循環応答とBorg scaleの関係は,男性では収縮期血圧,脈圧,二重積に有意な相関が認められた。一方,女性では,心拍数と二重積に有意な正の相関が認められた。[結語]DPBP検出時のBorg scaleの数値は,男女共通して二重積と関係が深いことがわかった。
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.24.167