理学療法士を目指す学生が持つ介護保険領域の職場イメージに関する調査研究

〔目的〕理学療法士を目指す学生達が持っている介護保険領域の職場イメージの構造を把握し,学年が上がることで,イメージはどのように変化するのかを明らかにすることとした.〔対象〕理学療法士養成施設に在籍する84名とした.〔方法〕イメージに関する14項目について探索的因子分析を行い,各因子について1年生と4年生を比較した.〔結果〕介護保険領域職場のイメージは,「職場の魅力」,「職場の自由さ」,「職場の科学性」の3因子によって構成されていた.「職場の科学性」のイメージは,1年生よりも4年生で有意に低かった.〔結語〕職場の科学性に関するイメージをポジティブな方向に変化させるべきだと考えられた....

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Published in理学療法科学 Vol. 30; no. 5; pp. 661 - 665
Main Authors 大坂, 裕, 小原, 謙一, 末廣, 忠延, 吉村, 洋輔, 藤田, 大介, CLEMINSON, Tim
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2015
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ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.30.661

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Summary:〔目的〕理学療法士を目指す学生達が持っている介護保険領域の職場イメージの構造を把握し,学年が上がることで,イメージはどのように変化するのかを明らかにすることとした.〔対象〕理学療法士養成施設に在籍する84名とした.〔方法〕イメージに関する14項目について探索的因子分析を行い,各因子について1年生と4年生を比較した.〔結果〕介護保険領域職場のイメージは,「職場の魅力」,「職場の自由さ」,「職場の科学性」の3因子によって構成されていた.「職場の科学性」のイメージは,1年生よりも4年生で有意に低かった.〔結語〕職場の科学性に関するイメージをポジティブな方向に変化させるべきだと考えられた.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.30.661