通所型サービスを利用している高齢者の要支援と要介護の認定に影響を及ぼす因子の検討

〔目的〕通所型サービスを利用している在宅高齢者の要支援と要介護の認定に影響を及ぼす要因について分析することを目的とした.〔対象〕質問に対する回答および屋内歩行が見守り以上で可能な,通所型サービスを利用している在宅高齢者54名(男性16名,女性38名)とした.〔方法〕評価項目は,年齢,疾患,要介護度,TUG,CS-30,BI,老研式とした.統計学的解析は,従属変数を要介護認定状態とし,独立変数を年齢,主病名,TUG,CS-30,BI,老研式とした多重ロジスティック回帰分析を用いた.〔結果〕介護度に影響する変数として,年齢,CS-30,BIが選択された.〔結語〕要介護認定は,疾患の種類よりも,動作...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in理学療法科学 Vol. 31; no. 2; pp. 289 - 292
Main Authors 齋藤, 由香里, 丸山, 仁司, 菅沼, 一男, 齋藤, 孝義, 五味, 雅大, 佐野, 徳雄, 金子, 千香
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 2016
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1341-1667
2434-2807
DOI10.1589/rika.31.289

Cover

More Information
Summary:〔目的〕通所型サービスを利用している在宅高齢者の要支援と要介護の認定に影響を及ぼす要因について分析することを目的とした.〔対象〕質問に対する回答および屋内歩行が見守り以上で可能な,通所型サービスを利用している在宅高齢者54名(男性16名,女性38名)とした.〔方法〕評価項目は,年齢,疾患,要介護度,TUG,CS-30,BI,老研式とした.統計学的解析は,従属変数を要介護認定状態とし,独立変数を年齢,主病名,TUG,CS-30,BI,老研式とした多重ロジスティック回帰分析を用いた.〔結果〕介護度に影響する変数として,年齢,CS-30,BIが選択された.〔結語〕要介護認定は,疾患の種類よりも,動作の可否とCS-30が重要であることが示唆された.
ISSN:1341-1667
2434-2807
DOI:10.1589/rika.31.289