右脳損傷患者の高次脳機能障害とリハビリテーション
右大脳半球(以下, 右半球と略す)が劣位という不名誉な呼び名から解放されたのは, ここ十数年のことといってよい. その証拠として, 右半球機能の特性と重要性に注目し右半球ということばをその表題に含む, あるいは右半球症状を中心に扱った著書が1980年代以降, ブームのごとく出版されてきている. 機能的特殊性, 右半球の症候学的接近を中心としたものとしては, Springerら1), De Renzi2), Young3), Perecman4), Adrilaら5), Jeannerod6), Code7), Charello8), Werth9), Cutting10), 杉下11), Ri...
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| Published in | リハビリテーション医学 Vol. 31; no. 3; pp. 192 - 204 |
|---|---|
| Main Author | |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
社団法人 日本リハビリテーション医学会
1994
日本リハビリテーション医学会 |
| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0034-351X 1880-778X |
| DOI | 10.2490/jjrm1963.31.192 |
Cover
| Summary: | 右大脳半球(以下, 右半球と略す)が劣位という不名誉な呼び名から解放されたのは, ここ十数年のことといってよい. その証拠として, 右半球機能の特性と重要性に注目し右半球ということばをその表題に含む, あるいは右半球症状を中心に扱った著書が1980年代以降, ブームのごとく出版されてきている. 機能的特殊性, 右半球の症候学的接近を中心としたものとしては, Springerら1), De Renzi2), Young3), Perecman4), Adrilaら5), Jeannerod6), Code7), Charello8), Werth9), Cutting10), 杉下11), Riddoch12), Prigatanoら13), Joseph14), Robertsonら15)を, 治療的接近, リハビリテーション(以下, リハと略す)の観点を扱ったものとしては, Burnsら16), Pimentalら17)の著書を代表的なものとして挙げることができる. |
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| ISSN: | 0034-351X 1880-778X |
| DOI: | 10.2490/jjrm1963.31.192 |