Direct road map─Mo. Ma Ultra とPercuSurge GuardWire を併用したCAS の新法

要旨: 【目的】ICA に造影剤をプールさせ,その透視画像を利用して CAS を行う direct road map 法を考案したので本法の有効性を報告する.【方法】MoMa の ECA と CCA のバルーンを拡張させ,MoMa からゆっくりと造影剤を注入しつつICA の PSGW を拡張させてICA に造影剤をプールさせる.この造影剤の透視画像をリアルタイムroad map として使用し CAS を行う.【結果】本法によりCAS を試みた7 病変中5 病変において有効性が示された.【考察】従来の road map では,デバイスの通過により病変血管の走行が著しく変位し,ステント留置位置の判...

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Published inJournal of Neuroendovascular Therapy Vol. 9; no. 5; pp. 331 - 335
Main Authors 柴原, 一陽, 江面, 正幸, 坪井, 謙, 倉前, 卓実, 上之原, 広司
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会 2015
日本脳神経血管内治療学会
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ISSN1882-4072
2186-2494
DOI10.5797/jnet.tn.2015-0032

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Summary:要旨: 【目的】ICA に造影剤をプールさせ,その透視画像を利用して CAS を行う direct road map 法を考案したので本法の有効性を報告する.【方法】MoMa の ECA と CCA のバルーンを拡張させ,MoMa からゆっくりと造影剤を注入しつつICA の PSGW を拡張させてICA に造影剤をプールさせる.この造影剤の透視画像をリアルタイムroad map として使用し CAS を行う.【結果】本法によりCAS を試みた7 病変中5 病変において有効性が示された.【考察】従来の road map では,デバイスの通過により病変血管の走行が著しく変位し,ステント留置位置の判断が困難となる症例に遭遇する.本法は ,貯留造影剤をリアルタイムにroad map とするためにデバイスの正確な位置決めが可能である.【結論】MoMa と PSGW を併用した direct road map は有用な方法と考えられた.
ISSN:1882-4072
2186-2494
DOI:10.5797/jnet.tn.2015-0032