X線透視下経皮経肝胆管ドレナージ

現在胆管ドレナージは内視鏡的アプローチが第一選択となっている。術後再建腸管症例に対してもダブルバルーン内視鏡の普及により行われるようになってきているが,内視鏡的アプローチが困難な症例に対しては,経皮経肝胆管ドレナージ(以下,PTBD)が必要になる。PTBDは,当初はX線透視下に行われていたが,現在では,エコー下穿刺法が一般的に行われている。しかし,エコー下に非拡張胆管を描出し穿刺針を挿入することは困難であることがある。非拡張胆管に対しPTBDが必要な場合はX線透視下PTBDが有用であることがあり,その手技について症例を提示し,安全に施行する手技的ポイントを紹介する。...

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Bibliographic Details
Published inNihon Fukubu Kyukyu Igakkai Zasshi (Journal of Abdominal Emergency Medicine) Vol. 35; no. 3; pp. 233 - 237
Main Authors 馬場, 誠朗, 冨田, 眞人, 天田, 塩, 三橋, 宏章, 亀山, 哲章, 宮田, 量平
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本腹部救急医学会 2015
Japanese Society for Abdominal Emergency Medicine
Subjects
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ISSN1340-2242
1882-4781
DOI10.11231/jaem.35.233

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Summary:現在胆管ドレナージは内視鏡的アプローチが第一選択となっている。術後再建腸管症例に対してもダブルバルーン内視鏡の普及により行われるようになってきているが,内視鏡的アプローチが困難な症例に対しては,経皮経肝胆管ドレナージ(以下,PTBD)が必要になる。PTBDは,当初はX線透視下に行われていたが,現在では,エコー下穿刺法が一般的に行われている。しかし,エコー下に非拡張胆管を描出し穿刺針を挿入することは困難であることがある。非拡張胆管に対しPTBDが必要な場合はX線透視下PTBDが有用であることがあり,その手技について症例を提示し,安全に施行する手技的ポイントを紹介する。
ISSN:1340-2242
1882-4781
DOI:10.11231/jaem.35.233