温熱・化学療法を同時に実現するスマートナノファイバーの開発~貼るがん治療を目指して
DDSと聞くと内科的治療が想像されがちだが、外科領域でもDDSの需要が多く聞かれる。がん治療においても、約7割が外科手術との併用療法といわれている。本稿では、外科手術の後あるいは併用して利用可能なDDS基材について紹介する。特に、患部局所で薬物濃度を制御可能なナノファイバーメッシュについて紹介する。ナノファイバーメッシュは、薬物の種類によらず作製可能なばかりか、無機物とのコンポジットも容易なため、温熱療法可能な磁性ナノ粒子内包メッシュの作製も可能であり、その応用範囲の広がりには目を見張るものがある。...
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| Published in | Drug Delivery System Vol. 34; no. 3; pp. 179 - 185 |
|---|---|
| Main Authors | , |
| Format | Journal Article |
| Language | Japanese |
| Published |
日本DDS学会
25.07.2019
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| Online Access | Get full text |
| ISSN | 0913-5006 1881-2732 |
| DOI | 10.2745/dds.34.17 |
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| Summary: | DDSと聞くと内科的治療が想像されがちだが、外科領域でもDDSの需要が多く聞かれる。がん治療においても、約7割が外科手術との併用療法といわれている。本稿では、外科手術の後あるいは併用して利用可能なDDS基材について紹介する。特に、患部局所で薬物濃度を制御可能なナノファイバーメッシュについて紹介する。ナノファイバーメッシュは、薬物の種類によらず作製可能なばかりか、無機物とのコンポジットも容易なため、温熱療法可能な磁性ナノ粒子内包メッシュの作製も可能であり、その応用範囲の広がりには目を見張るものがある。 |
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| ISSN: | 0913-5006 1881-2732 |
| DOI: | 10.2745/dds.34.17 |